脇財布
末っ子三男が、息を 切らしながら ご帰宅だ。
・・・
玄関に、ランドセル と 通学帽子を 放り投げて トイレ に 駆け込み
パンツ と ズボン を 上げながら 出て 来た。
モタモタ して、なかなか 身なりが 整わない。
・・・
「 あぁ~っつ。
僕、漏れちゃうかと 思ったよ!」
「 帰る時に 学校で 済ませて 来れば 良かったのに 。。。」
「 だってぇ~。
早く、お家に 帰りたかったんだもん!」
・・・
もう ♪
そんなに、ママに 会いたかったのねぇ~っつ ♪
それにしても、モタモタ と まだしている。
やっと、ズボン を 穿き終えると
「 ママ。
お・み・や・げ ♪」
・・・
小さくて 可愛らしい 手の中から 【 柿の種 】
・・・
「 今日の給食の デザート はね … 柿だったんだけど、それがね
お家で 食べたのより、うぅ~んと 甘くて 美味しかったんだ ♪」
「 そうなの。 良かったね!」
「 だから、ママにも 絶対に 食べさせてあげたくて 【 種 】 をね、
大切に 持って 帰って 来たんだ ♪」
・・・
「 ママ、今、忙しい?
忙しくなかったら、一緒に 埋めよう ♪」
・・・
もう、泣きそう(笑)
・・・
この前にも、学校帰りに お花を 摘んで 来てくれたし 。。。
今日は、給食で 食べた 柿が 美味しかったからって、大切に
漏れそうになりながらも 【 種 】 を 握り締めたままで トイレ に
入って …
甘えん坊の 末っ子三男だけど、何時の間にか こんなに 優しい
思いやりが … ママを 泣かせ 上手に なっちゃって 。。。
・・・
うぅ~んと、抱っこしちゃった(笑)
・・・
じゃ、ベランダ の プランター に 埋めようか!
・・・
あれ・あれ?
抱き締めている間に、大切な 【 柿の種 】 が 無い!!!
・・・
失くしちゃいけないと 思って、大切に 仕舞った物が 何処に
仕舞ったのか 分からなくなる事も 多々、有る サマんちだけど、
これは、絶対に 失くしちゃ ダメ・ダメ!
・・・
散々、探し回って 。。。
台所の ゴミ箱の横に 落ちていた 【 柿の種 】 を 見付けた。
可愛い 三男と 一緒に ベランダ の プランター に 埋めた。
多分、ダメ だと 思うけど、運が 良ければ 三年後には 甘くて
美味しい 柿が 食べられる事に なるかな?
じゃ、三男が 四年生になるまで、辛抱強く 待ちましょう(笑)
・・・
嬉しそうに プランター に、水を 撒いている 三男の後姿を 凄く
幸せな 気持ちで 見ていて 思い出した お話し ← 前置き長い!
・・・
この前、旦那さんに 牛乳を 買って 来て くれるように 頼んだ。
・・・
そうそう。
長男が、受験前迄は 宅配牛乳を 頼んでいた。
上の二人が 小さかった頃は 『 ヤクルト 』 だったんだけど、
5~6年 で、子供達が 飽きちゃって、牛乳に 替えたのだ。
なにせ、コーヒー牛乳が 目的(笑)
・・・
毎日、一人 一本づつで、週末だけ コーヒー牛乳に した。
・・・
週末の コーヒー牛乳は、速攻で 飲んじゃうんだけど せっかく
カルシューム 入りとか 鉄分入りの方は、冷蔵庫の中で もう
ギッチリって 感じで 貯まって いっていた。
仕方が無いから、旦那さんが 飲んだり ホワイトシチュー だの
ホワイトソース の 料理に 使う事が 多くなっていたもんだ。
・・・
それも、10年近く 続いていたんだけど 。。。
宅配は、やっぱり 高い。
長男の 学習塾の 月謝が 生活を 圧迫し始めて(笑) 止めた。
そしたら、今度は 牛乳が 足りない(笑)
車で 買い物に 出掛けた時は いいんだけど、自転車の時には
後ろの 補助席は 三男の 指定座席だ。
だから、前の カゴに 乗る分の 買い物しか 出来ない。
となると、せいぜい、二本くらいしか 牛乳の パックは 買えない。
・・・
使える モノ は、旦那さんでも 使う(笑)
・・・
出掛けたついでに、頼んだんだけど 。。。
昼過ぎだったから、スーパー は 空いていたんだそうだ。
頼まれた 牛乳と 美味しそうな 菓子パンを 幾つか 選んでから
旦那さんは、レジ に 並んだ。
時間帯的に、レジ は お年寄りが 多く 並んでいたそうだ。
・・・
勿論、レジ係りも オバさんだった(笑)
・・・
買い物 カゴには、チョットだけの その日の分しか 買い物を
しないような 感じで、レジ の 進み具合も 早かったんだけど 。。。
旦那さんの前は、70代位の お爺さんで その前が やっぱり
70代位の お婆さんだったそうだ。
旦那さんは、渡された ポイントカード を 忘れないように 出そうと
準備をしていたら、お婆さんが 戻って 来た。
・・・
「 ちょっと、財布が 無いのよ!」
・・・
「 今、たった今、支払いしたわよねっつ!」
・・・
「 財布、ここに 置いて なかった?」
・・・
レジ の オバさんは、
「 置いて なかったですよ。」
・・・
「 置いて なかったじゃないわよぉ~。
困ったわねぇ~。 確かに、支払いは したんだからっつ!」
・・・
この 言葉を 繰り返しながら、レジ の 周りを キョロキョロ と
探し回って、後ろに 並んでいた お爺さんに
「 財布、ここに 有ったでしょっつ!」
と 物凄い 勢いで 言い放ったんだそうだ。
・・・
この 光景を 真後ろで 見ていた 旦那さんは、
「 絶対に 【 アンタ 】 が 盗ったんでしょっつ! って、お爺さんを
泥棒扱いの 言い方で ビックリ したよ!」
と お爺さんが 気の毒に 思っちゃう程の 言い方だったんだと
言っていた。
・・・
当然、レジ は これで ストップ!
・・・
大騒ぎに なっちゃって、閉めていた レジを 他の 店員さんが
開けて 後ろに 並んでいた人達が 左右に 分かれて 行った。
旦那さんも、どうしようかと 迷っていると …
レジ の オバさんが、その お婆さんに 向かって
「 お客さん、それ、財布じゃないですか?」
と お婆さんの 脇の下 を 指差した。
・・・
「 あぁれっつ! ヤダヤダ!
失くさないようにと 思って、ここに 挟んだんだ!」
と 何事も 無かったかのように、一言の 謝罪も 無く サッサと
店を 出て 行っちゃったんだそうだ。
・・・
泥棒扱いの 言い方を された お爺さんが、真後ろの 旦那さんに
「 クソ ババア!」
と、コッソリ 言い放ったんだそうだ(笑)
・・・
眼鏡を 頭に 乗っけていて 探していたりしちゃう(笑) サマだけど
これからは この お話しを 教訓に 脇の下に 財布は 挟まない!
と 心に 誓った(笑) 。。。
そうそう。 夏場なんて 特に 脇のお手入れを サボっているから
絶対に 財布を 脇に 挟んでなんかいなくたって、絶対に 脇を
人に 見られないように 閉じてるわよっつ!(笑)って方は 特に
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